SSブログ

2010/1/27 3446歩 [日記・雑感]

VisIt 2.0の開発版には、Adventure用データベース・リーダが入っているそうだ。Adventureのユーザはもとより、デベロッパにもなかなか目出度いことでは。

nice!(0)  コメント(0) 

2010/1/24 1238歩 [日記・雑感]

景気は相変わらず一進一退な状態だが、たまには景気のいい話も聞きたいものである。オープンソースCAEの世界はどんな感じなんでしょ?
ということで、日本で暮らす限りとんと見かけなくなった右肩上がりなグラフが幾つか見える気がするのだが、如何やら?

以前書いたParaViewにポリヘドラを実装してもらおう運動が実を結んでか、堂々のダントツトップ投票数を獲得、ステータスが"planned"→"started"となった。vtk-developers MLにはKitware社のCEO氏自らが対応作業を開始したことを表明しているので、遠からぬうちに実現するとみていいだろう。このブログを見て投票してくださった方がもし居られれば、深謝する次第である。

Elmerついでに、Elmer-svnのWindows版バイナリがリリースされていた。

もはや旧聞もいいところだが、Code_Aster 10.1がリリースされている。それにしても、Code_Asterのリリースノートはいつも、どこにあるのだろう?

[追記] ポリヘドラの次は、「時刻ステップによってメッシュが変わらない場合は、可視化パイプライン全体に渡ってメッシュがキャッシュされるようにして欲しい」に組織票を動員しようぜ!という某氏@ドイツからのメールが来ていたことを思い出した。いささか悪ノリな気もするが、確かに、時間不変なメッシュであれば、アニメーション時のPVGeometryFilterやらClipやらSliceやらの実行が大幅に速くなる可能性がある。興味を持たれた方は、奮って投票をお願いしたい。
nice!(0)  コメント(0) 

2010/1/5 1133歩 [日記・雑感]

クリスマス、年末年始といつの間にか過ぎてしまったが、一昨年に拙作のソフトウエア関連のトラブルetcで数回メールを交換したユーザ@ドイツの方から、一昨年末、昨年末とクリスマスカードが届いた。CFD関連のコンサルティングやシステム提案を行う会社のようで、一昨年は全社員と思しき数名の方のサインが手書きで書き込まれた手作り感あふれる?カードだったのだが、今年は立派なオフセット印刷されたカードになっていた。手作り感がなくなったのは残念だが、ビジネスとしてはうまく発展してます、ということなのだろう。結局トラブルの一部は解決しなかったので、はたして1.7ユーロの切手代に見合うことをして差し上げられたかは確信がないが、まあ少しでもお役に立てていたなら幸いである。

前回のエントリで、間もなくリリース予定、と書いたそばからSalome 5.1.3がリリースされていた。もちろんWindows版もほぼ同時にリリースされた。

ParaView 3.6.2もリリース。バグフィックスのほか、VisTrailsとの連携(?)機能、統計関連機能、Pythonインターフェイスの改善などが含まれているとのこと。

VisIt 2.0のプレリリース版について、このメールから始まるスレッドで議論されている。実際にそのようなものがリリースされるかは、まだ不透明なようだ。

昨年終盤から、Discretizerのサイト更新が活発だ。見たところ、OpenFOAMケースセットアップ機能の強化が著しい。他にも設計最適化への適用など、興味深い内容も。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/12/13 5999歩 [日記・雑感]

VisIt 1.12.1リリース

Salome 5.1.3がこの16日にリリース予定との予告。無事に進めば、今週中には新リリースが拝めそう。

しばらく以前のことになるが、解析の可視化画像をWUXGA (1920x1200) プロジェクタで映せばさぞ爽快であろうと思いつつ、どんなプロジェクタの機種があるかと探してみた。1000 lm程度のHD解像度 (1920x1080) ホームシアター用なら30万円程度からあるところだが、オフィスのような普通の部屋で使うには、やはりプレゼンテーション用の3000 lmクラスとなる。となると目につくのはキヤノンのWUX10あたり。価格の方は実売でも100万円前後と、ちょっと手が出ない。最近出た後継のWUX10 Mark IIも小改良&価格概ね据え置き、とやや期待外れ。ホームシアター用プロジェクタはここ数年であれよあれよと言う間にコストパフォーマンスが向上して行ったので、この流れが次はプレゼンテーション用にも、と期待しているのだが。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/12/1 11233歩

しばらく前に換えたケータイにせっかく電子マネー機能が付いているので、ケータイで新幹線に乗ってみた。お目当てはもっぱら、「新幹線回数券よりも安く乗れること」である。主な手順としてはPCまたはケータイで切符を購入、ケータイから専用アプリで購入したチケット情報をケータイにダウンロード、あとはケータイを改札機にかざすだけ、である。が、細かい操作やら落とし穴とも言うべき注意事項やらが多いのには参った。当該サービスのwebサイトを隅から隅まで熟読して、IT系サイトのレポート記事をこれまた熟読して、、、と慎重に予習。特に予習で判った意外な盲点は2つあって、1つは予約した座席番号の確認が面倒な点。ケータイの専用アプリを立ち上げて判りにくいメニューをたどって・・などとやらなければならず、通信電波が入らないようなところでは確認できないのではないか?と思われる。結局私の場合は予約時に表示された座席番号をポストイットに控えて、それをケータイに張り付けておくという至って原始的な手段を取った。もう1つは、在来線用の電子マネーが最低でも初乗り運賃だけ入金されていないと、新幹線乗り場へ行くまでの在来線改札を通れない点。ただし在来線改札を経由せず、直接新幹線改札から入場出来る場合は、在来線用の電子マネーは不要だ(どこにもそのような説明を見つけられなかったのだが、試してみたら出来た)。ちなみに例えばJR東京駅の場合、このような直接新幹線に入場できる改札口は全て八重洲側(東海道新幹線: 日本橋口、八重洲北・中央・南口、東北・上越: 日本橋口のみ、しかもリンク先PDFには書いていないが、利用可能時間は8:30~19:30まで)だ。

・・とまあ色々頑張って調べてやっと乗れた訳なのだが、さらに調べたところ、普通にインターネット予約で買った方が、大抵の場合さらに安く乗れることが判った。嗚呼。

さて、Salome 5.1.3の噂がチラホラ出てきた。特に問題が無ければ、今年中には出そうな雰囲気である。5.1.3のリリース後には開発版のnightly sourcesを公開の方向で調整中とのことで、コミュニティとの距離が近づきそうだ。さらにはMac OS X版も鋭意進展中のようで、見事なスクリーンショットまで公開されている。GUIはネイティブCocoaでなくX11のようだが、それでもこの段階にまで来ていることに驚く。

Gmshの方も、従来のCVS nightly snapshot tarballの公開から、Subversionに移行の上、レポジトリそのものが公開された。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/11/12 1581歩 [日記・雑感]

体重をTwitterでつぶやく体重計。このぶんなら、歩数をつぶやく歩数計が出るのも時間の問題、とみた。

OpenFOAMのWindowsポーティングがまたひとつ登場。ポルトガル・blueCAPE社によるもので、Symscape社によるLinuxクロスコンパイルMinGWポーティングの改良版。Linuxクロスコンパイルによるところは同じだが、MPICHによる並列化と64bit対応が特徴のようだ。パッチとインストール方法はOpenFOAM Wikiに投稿されているのだが、これはえらく大変そう。それを見込んでか、しっかりコンパイル済みバイナリをblueCFDの名で売っている。

そのLinuxクロスコンパイルのWikiページと同時に、同一IDの人物が更新したFAQページの更新履歴からは、このWindowsポーティング作成にあたって、これまでのOpenFOAM Windowsポーティングの歴史を相当に勉強した跡が窺える。blueCAPE社のwebを見たところ小さな新しい会社のようで、Symscape社の例と言い、OpenFOAMのWindows版は新興・小規模デベロッパの腕試し&売り込みの場となりつつあるようで面白い。

全く先が見えない状態だったVisIt 2.0リリースが、ようやく見えてきた。このメールから始まるスレッドで、来年2月22日を目処とのことでまとまりつつある。せっかく公開された開発版の方もビルドして試してみたいと思うのだが、なかなか時間が取れそうにない。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/10/18 7359歩

初夏の頃に大型リリースが相次いだ反動で、このところ新しいネタがあまり無い。こちらのDocumentation Projectが、商標ポリシー違反による法的措置をちらつかされて活動停止に追い込まれたことぐらいか。当該スレッドには、商標問題の無い別の名前にフォークしてはどうかとの意見も出ているが、商標云々はあくまで言いがかりで、フォークしたところで別の言いがかりをつけられて潰されるのがオチだろう。より本質的には、オープンソースに限定すればこのコードがほとんど独り勝ち(→世界を思い通り動かせてしまう)なのがより問題で、オープンソース・プロダクト同士のコンペティションがもっと必要だと思う。

さて、そんな理由からオープンソースにならないかと期待しているのが、ベルギー・The von Karman Institute (VKI)によるCOOLFluiDである。C++によるオブジェクト指向のAerothermodynamics寄りCFDコードで、Linux/Windows/OS Xをマルチプラットフォームでサポートしつつ、解析ケースごとにコンポーネントを再コンパイルして、問題ごとに最適化したソルバを作成するなど、ラディカルな仕組みを持っているようだ。全体的なデザインについては、この辺が参考になる。一応Webサイトでは4年前(!)から、いずれはLGPLでリリースしたい意向が述べられているのだが、今のところそのようにはなっていない。

とはいえSalomeのWindows版のように、このブログでぐだぐだ書いているうちに実現したものもあるので、こちらも実現しないか?と、とりあえず書いてみる次第である。

[追記] いささか旧聞だがこちらで書いたPathScaleの件、結局Crayに買われたとのこと。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/9/18 11511歩

VisItチームの以前からの懸案事項であったVisItのSubversionレポジトリが、ついに公開された。携わられた関係者の皆様、お疲れ様です。この公開で見逃せないのは、Qt4対応の進められているtrunk/以下も公開されたことだろう。Qt4対応が目玉の一つとなるVisIt 2.0のプレビュー版としての役割も期待される。

ParaViewの開発元が「一般ユーザの声」を聞くためのフォームをオープンしている。今までも要望があればバグトラッカーに登録することは出来たが、登録が簡単で開発者の目に留まりやすく、登録された要望の中に共感できるものがあれば投票することも可能だ。さて、その登録された要望の中で、OpenFOAMユーザにもおおいに関係あるのが "Include native support for polyhedral meshes" だ。現在ParaViewはポリヘドラをネイティブに扱えないため、snappyHexMesh等によって作成されたポリヘドラル・メッシュは、OpenFOAMリーダがよりプリミティブな形状のセルに分割・変換している。そのためポリヘドラル・メッシュは
  • 見た目上、変に分割されてしまう
  • 分割後のセル数が莫大に増加する
  • Stream Tracerがポリヘドラル・セルのところで停止してしまう
といった弊害の原因となっている。したがってOpenFOAMユーザにとってParaViewのポリヘドラル・メッシュのネイティブサポートは不可欠と言える。Googleアカウントを持っていれば簡単に投票できるので、我こそはというOpenFOAMユーザの方にはぜひ、この要望項目に投票をお願いしたい。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/8/25 3237歩

Netgen 4.9.10リリース。

Elmer svn-4214 Windows版バイナリリリース。

CalculiX 2.0リリース。

VisIt 1.12.0リリース。

Gmsh 2.4.0リリース。ビルドシステムがautoconfからCMakeに変更された。リリース直前のCVS版スナップショットを試したら、ソースツリーにQtというフォルダが新たに出来て、ごく簡単なテストプログラムが入っていた。CMakeへの変更のアナウンスにも書かれているように、将来はFLTKからQtにスイッチしていくのかもしれない。また地味なところではあるが、I-deas UNV形式メッシュでの10-node tetrahedron (10節点四面体)要素の節点順序(コネクティビティ)がSalome / Code_Asterとコンパチブルになっている。

Valgrind 3.5.0リリース。ついに待望のMac OS Xがサポートされたリリース版である。ポーティングに携わられた方、お疲れ様です。
nice!(0)  コメント(0) 

2009/8/6 8306歩 [日記・雑感]

"The release's codename, Caizen, is a Japanese philosophy that focuses on continuous improvement throughout all aspects of life." ・・コード名「カイゼン」こと、KDE 4.3リリース。「改善」を単に英訳すればimprovementでカタがつくはずだが、わざわざ "philosophy that focuses on continuous improvement" というところからして、製造業的な意味での「カイゼン」を言いたいのだろう。それにしてもJapanese philosophyと書かれると何だかカッコいい。私も自作ソフトにコードネームつけますかねぇ。

SalomeチームはSalome 5.1.2、そしてついに試験的ではあるものの、Windows版をリリースした。素晴らしい仕事。
nice!(0)  コメント(2) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。