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2009/7/29 2063歩 [日記・雑感]

初夏以降、Code_Aster 10.0、CAELinux 2009、Salome 5.1.1と続いた大型リリースの仕上げに、ParaView 3.6.1OpenFOAM 1.6がリリースされた。

ParaView 3.6.1の新機能で面白いのがVisIt database bridgeで、VisItでは読めるがParaViewでは対応していなかったデータフォーマットをサポートするために、VisItのデータベースプラグインにParaViewからアクセスしてしまおうという "飛び道具" だ。

一方、OpenFOAM-1.6では、以前OpenCFDの方が評価していたScotchパーティショニングライブラリが、結局サポートされた。これでライセンス的に面倒なmetis無しでも、最低限はモノになるOpenFOAM再配布パッケージ作成および商用利用が可能になる。

ところで、enGridのSourceforge CVSレポジトリの更新がここ数カ月間全く無いので、開発が止まったのかと心配していたのだが、こちらのページに、gitレポジトリへのアクセス方法が書かれていた。アクセスしてみると、かなり活発に開発が続いているようだ。
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2009/7/10 5425歩 [日記・雑感]

しばらくケータイのウオーキングカウンターとヘルスメータを兼用してみたところ、やはりウオーキングカウンターの方が歩数が系統的に2割ほど少なくなるようだ。とりあえずケータイのみに乗り換えたが、2割減は心理的に痛い。

待ちに待った、Salome 5.1.1リリース。4.1.5が出た翌日にリリースという、変則的なリリースとなった。Qt4に移行したおかげで、ルックスがかなり洗練された。その他、機能的にも素人にも比較的判りやすいアップデートがなされている。ただし、Ubuntuへのインストール時には、例の/bin/dash問題のおかげで、インストール前に一旦sudo dpkg-reconfigure dashを実行して/bin/sh→/bin/bashとし、インストール後にもう一度実行して/bin/sh→/bin/dashに戻す作業が必要だった。
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2009/6/30 4461歩/3476歩 [日記・雑感]

2001年から8年ちょっと使ってきたケータイの電池がヘタって、受信待受専用ポケベルとしての機能すら怪しくなってきたので、ウオーキングカウンター付きのものに買い換えた。で、今まで使ってきたヘルスカウンタと一緒に持って測ったら、結果に差は出るのか?と試してみた結果が、表題のとおり。前者がヘルスカウンタ、後者がケータイのウオーキングカウンターなのだが、意外なほど違う。ヘルスカウンタの方は感度調整を一番鈍く調整しているので、標準設定だとさらにもう少し差が出ることになる。ケータイの説明書によると、5秒以上歩いたときにのみ、その5秒分も含めてカウントを始めることになっているのだそうだが。

それにしても最近のケータイ、どれも大きく重い。今まで使ってきたケータイは、購入した時でもコンパクトさを売りにしていた訳でもないと記憶しているが、それでも折りたたみ式で優に100グラムを切っていた。それに対して、今時のモデルは軽量スリムを謳うものでも110グラム台。

さて。

かつて"we treat lack of performance leadership as a bug" と豪語して一世を風靡したPathScaleコンパイラが、なかなか残念なことになってしまっている。Linux Fundなる組織がソースを買い取ってオープンソース化すべく動いているのだが、入札期限の6月24日を過ぎて結局、どうなったのだろう?

そのPathScaleのベースとなったOpen64コンパイラ、公式サイトではバージョン4.2.1が現時点の最新版となっているが、AMDが独自にバージョン4.2.2をリリースしているようだ。

前回のエントリを書いて以降、Code_Aster 10.0CAELinux 2009といった大型リリースが相次いだが、さらに近日中にParaView 3.6、Salome 5が見込まれている。もっともSalomeは以前のエントリで5月中リリースが見込まれると書いたものの、残念ながら空振りに終わってしまった。それでもリリースする意志はあるようなので、気長に待ちたい。ところでCode_Aster 10.0のリリースノートが見つけられないのだが、何が新しくなったのだろう?
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2009/6/9 1472歩

先月書いたScotchパーティショニングライブラリの件、なんと他でもないOpenCFDの中の人がテストしていた。Scotch Forumのその書き込みによると、残念ながらMetisより若干性能は落ちるようだ。とはいえ同Forumや、Trackerを見ると、その方が活発に書きこんでおられて、OpenCFD内部開発版のOpenFOAMに組み込んでいるなど、かなり真剣にScotchを評価しておられることが窺い知れる。OpenCFD自身はMetisの再配布許可を得ていても、顧客やOpenFOAMをダウンロードしたユーザの用途・再配布までは責任を持てないだろうから、先日も書いたライセンス問題が、これだけの評価をする理由の少なくとも一つではあると推察する。

さて、OpenFOAMの次のリリースはScotch付きになるだろうか?とても興味深い。

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2009/5/25 2609歩

先日、Valgrind for Mac OS Xのエントリを書いた直後から、trunkへのマージ作業がついに始まっていたようだ。そのような完成度にまで至っていたことに驚くとともに、レポジトリのsvn logを見てみると、"DARWIN Sync"とマークされたログが分刻みで追加されているという、猛然とした進行状況だ。実際にビルドして試してみたが、細かな不具合は色々あるもののとにかく動いた。これは本当に感動した。ちょっと試して判ったことは
  • 32bit版と64bit版は別にビルドする必要がある。32bit版のビルドはREADMEどおりでOK、64bit版のビルドはconfigureのオプションに-–build=amd64-darwinを追加する。
  • Intel FortranのOpenMPマルチスレッドプログラムはさすがにデバッグ出来ず。
独断と偏見による今年のMac界最大のニュースは、間違ってもSnow Leopardなどでなく、このValgrindであるべきであろう。Sharkと合わせれば、開発プラットフォームとしてのMacの価値は急上昇だ。

ところでSalome 4.1.4 with Code_Saturneなどというマニアックな物がリリースされている。いっそSalome with Code_AsterたるSalome-Mecaと統合してくれればと思うのだが、どうか。
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2009/5/24 10443歩 [日記・雑感]

Metisというパーティショニングライブラリがある。OpenFOAMほか、色々なオープンソースCAEソフトウエアで領域分割メッシュを作成するためのカギとなるライブラリだが、ソースは公開されているものの、実は再配布および商用利用が自由でないという意味で、自由なソフトウエアではない。OpenFOAM開発元のOpenCFDは、Metis開発元から明示的な再配布の許可を得ることで、この問題をクリアしている。

しかし、ユーザがちゃんとライセンス問題をクリアしながらOpenFOAM等のMetisに依存するフリーソフトウエアを二次的に再配布を行おうとすると、このMetisのライセンスが障害となる(自動的にMetisを一次配布元サイトからダウンロード・コンパイルするスクリプトを添付することで、この問題を回避している)。何とかならないかと思っていたのだが、ScotchというCeCILL-Cフリーソフトウエアライセンスによるパーティショニングライブラリが、Metis互換APIを持っていることを知った。さて、どの程度互換性があるのだろう?

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2009/5/15 4930歩 [日記・雑感]

Netgen 4.9.9リリース。

Elmer-svn4152のSVNスナップショットが公開されている(Windowsバイナリのみsvn4144)。

以前のこのブログで、ValgrindのロードマップにもあるOS X版が実現して欲しい・・・と書いたが、最近活発にポーティングしている方がおられるようで、かなり状況が良くなりつつあるようだ。Valgrind for OS Xが実現すれば、開発環境としてのOS Xの魅力が大きく上がると期待できる。いずれ是非、試してみたい。
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2009/5/7 6245歩 [日記・雑感]

Salomeの次バージョンが予告されている。バージョンは5.1.1、4月末の時点で2~3週以内にリリースということだ。4.1.4の時にもリリース時期予告をきっちり守ったSalomeチームのことだから、多少ずれ込んでも今月中にはリリースされると期待して良さそうだ。次バージョンはQt4ベースになるとのことで、VisItより一歩早くQt4対応を果たした。残念ながらWindowsにはあともう少しというところで、まだ対応しないとのことだ。

さて、そのVisItの方は、レポジトリの公開の方は相変わらずすったもんだ状態だが、とりあえずは外から見れるtrackerがセットアップされたとの意味で、オープンになったようだ(誰でも書き込めるか、という意味では不明)。

VTK developers listでは、VS6のサポートを終了するべきか、活発に議論された(このメールに始まるスレッド)。VTKのソースを眺めていると、テンプレートを使えばすっきり書けるようなコードが長々と書き下されていたりするのを不思議に思ったことが度々あったのだが、このようなコンパイラをサポートしなければならないことを知って、なるほどと納得したことがある。C++最新仕様の十分なサポートからは程遠い、化石のようなコンパイラにいつまでも引きずられていては、VTK自身の進化が大幅に制約されるのは間違いない。ということで私自身は積極賛成派だ。
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2009/4/15 11014歩 [日記・雑感]

ParaView 3.6のリリーススケジュールが明らかにされている。6月を楽しみに待ちたい。

先日書いたCode_AsterのOS Xへのインストールに成功された方が、詳細なドキュメントを公開された。なかなかの労作。

ちなみにCode_Asterと並ぶFEM系オープンソースソフトのElmerも、非公式と思しきOS Xバイナリが公開されている。最新版はElmerGUIの名でsvn版が公開されているが、実際にはソルバ・プリポストがひととおり含まれている。ダウンロードして少し試してみたが、肝心のGUIが妙にもっさりして、残念ながらいま一つだった。

Gmshにリファイン、スナッピング等のlocal mesh modifiersが実装されるようだ。Gmsh作者の一人がかかわっているMadLibを使用するとのこと。ただ、local modificationsで出来るであろうポリヘドラの扱いはどうするのだろう?Gmshの内部構造からして、ポリヘドラ関連機能を実装するのはそう簡単ではなさそうに見えるのだが。
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2009/4/5 6557歩 [日記・雑感]

今回はVisIt関係のネタが多い。

いささかゴシップ的ネタだが、DiscretizerのページでCD-AdapcoがOpenFOAMのsnappyHexMeshを買って、(OpenFOAM Forumでも度々リクエストされている) feature linesの機能を彼らが実装して抱え込んでいるのでは?との説が披露されている。さて?

VTK 5.4リリース。

Code_AsterのOS Xへのインストールに成功した猛者がおられるようだ。詳しいノウハウを是非公開して欲しいところ。
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