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2010/3/30 2916歩 [日記・雑感]

Radiance 4.0リリース。リリースノートにParallel rendering, multiprocessingの語が見えるところからして、マルチプロセッサ対応が目玉?

Discretizerの新バージョンリリース。Linux用バイナリが用意されている。

衝突解析パッケージのImpactの開発が活発なようで、週刊以上のペースでのリリースが続いている。

Salome/Code_Aster User's Day 2010のプレゼンテーションスライド集。2015年に向けたロードマップ、なんていう講演もある。全てフランス語で、じっくり読んで紹介する時間がないのが残念だが、何となく斜め読みした中で興味深いのがこちら。以前紹介した、SalomeへのParaView統合の開発版と思しきスクリーンショットを14枚目に見ることができる。現在、Geometry/Mesh/Post等があるSalomeのモジュールに加えて、PARAVISという名のモジュールとして搭載されるようだ。

ParaView 3.8VTK 5.6それぞれのリリースに向けたブランチが切られた。あと1~2箇月もすればリリースされると思われる。
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2010/2/21 1429歩 [日記・雑感]

企業秘密クラスという程の機密ではないのだが、「やっつけ仕事の汚いソースコードなので見られると恥ずかしい」「そのうちしっかりドキュメントを書いてコードを整理してオープンソースにしてもいいけど、とりあえず今はプライベートに持っておきたい」みたいな程度に人に見られたくない、でもやっぱりプロジェクトホスティングサービスを利用して出先などからもアクセスできるといいなぁ、というプロジェクトを幾つか抱えるようになった。プロジェクトホスティングサービス代表格のSourceForgeは残念ながらオープンソース専用だが、最近はプライベートなリポジトリを持てるホスティングサービスもあるようで、例えばGitHubは$7/monthで5つまで、bitbucketはフリーで1つ、$5/monthで5つまでのプライベートリポジトリを持てるようだ。

そんな中で目を引いたのがOrigoという、ETH Zurich (スイス連邦工科大学チューリッヒ校) の運営しているサービス。完全無料で、レポジトリの数、容量ともに明確な上限が設けられていない、ある種いい加減な所が特徴だ。とはいえレポジトリの作成は申請制なので、あまり大量に作るとお叱りが来るのかもしれないが、とりあえずOrigoを使ってみることにした。今のところ、レスポンスもSourceForgeより良く上々だ。

ParaView MLに投稿されたメールに引用されて漏れてきたプライベートなメッセージに、ParaViewをSalomeのポストプロセッシング・エンジンとするため統合作業中、とのEDFデベロッパの方の一文が。もともとSalomeのポストプロセッシング・モジュールはVTKベースだし、ParaViewの最近の開発テーマはParaViewベースのカスタムアプリケーション開発や埋め込みモジュールとしての利用容易化にあるのは確かだが、Salomeのような巨大なシステムにParaViewを統合するような荒技が一体どうやって出来るのかサッパリ見当がつかない。とはいえ、今までやると言ったことは悉くやってきたEDFの方々だから、今度も何としてでもやってしまうのだろう。

ParaView/VTKのポリヘドラサポートは少しずつ進んでいるようだ。VTK Wikiには、スケジュールも書かれた専用のページも作られた。スケジュールを見る限り、今月下旬から来月上旬に見込まれるParaView 3.8/VTK 5.6のブランチには間に合わないようだが、その次のバージョンには含まれる可能性が高い。

Code_Aster最新版の10.1をWindowsにポーテイングされた方が居られるようだ。最後にポーティングされたのは9.1だったから、ひさびさの更新だ。
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2010/1/27 3446歩 [日記・雑感]

VisIt 2.0の開発版には、Adventure用データベース・リーダが入っているそうだ。Adventureのユーザはもとより、デベロッパにもなかなか目出度いことでは。

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2010/1/24 1238歩 [日記・雑感]

景気は相変わらず一進一退な状態だが、たまには景気のいい話も聞きたいものである。オープンソースCAEの世界はどんな感じなんでしょ?
ということで、日本で暮らす限りとんと見かけなくなった右肩上がりなグラフが幾つか見える気がするのだが、如何やら?

以前書いたParaViewにポリヘドラを実装してもらおう運動が実を結んでか、堂々のダントツトップ投票数を獲得、ステータスが"planned"→"started"となった。vtk-developers MLにはKitware社のCEO氏自らが対応作業を開始したことを表明しているので、遠からぬうちに実現するとみていいだろう。このブログを見て投票してくださった方がもし居られれば、深謝する次第である。

Elmerついでに、Elmer-svnのWindows版バイナリがリリースされていた。

もはや旧聞もいいところだが、Code_Aster 10.1がリリースされている。それにしても、Code_Asterのリリースノートはいつも、どこにあるのだろう?

[追記] ポリヘドラの次は、「時刻ステップによってメッシュが変わらない場合は、可視化パイプライン全体に渡ってメッシュがキャッシュされるようにして欲しい」に組織票を動員しようぜ!という某氏@ドイツからのメールが来ていたことを思い出した。いささか悪ノリな気もするが、確かに、時間不変なメッシュであれば、アニメーション時のPVGeometryFilterやらClipやらSliceやらの実行が大幅に速くなる可能性がある。興味を持たれた方は、奮って投票をお願いしたい。
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2010/1/5 1133歩 [日記・雑感]

クリスマス、年末年始といつの間にか過ぎてしまったが、一昨年に拙作のソフトウエア関連のトラブルetcで数回メールを交換したユーザ@ドイツの方から、一昨年末、昨年末とクリスマスカードが届いた。CFD関連のコンサルティングやシステム提案を行う会社のようで、一昨年は全社員と思しき数名の方のサインが手書きで書き込まれた手作り感あふれる?カードだったのだが、今年は立派なオフセット印刷されたカードになっていた。手作り感がなくなったのは残念だが、ビジネスとしてはうまく発展してます、ということなのだろう。結局トラブルの一部は解決しなかったので、はたして1.7ユーロの切手代に見合うことをして差し上げられたかは確信がないが、まあ少しでもお役に立てていたなら幸いである。

前回のエントリで、間もなくリリース予定、と書いたそばからSalome 5.1.3がリリースされていた。もちろんWindows版もほぼ同時にリリースされた。

ParaView 3.6.2もリリース。バグフィックスのほか、VisTrailsとの連携(?)機能、統計関連機能、Pythonインターフェイスの改善などが含まれているとのこと。

VisIt 2.0のプレリリース版について、このメールから始まるスレッドで議論されている。実際にそのようなものがリリースされるかは、まだ不透明なようだ。

昨年終盤から、Discretizerのサイト更新が活発だ。見たところ、OpenFOAMケースセットアップ機能の強化が著しい。他にも設計最適化への適用など、興味深い内容も。
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2009/12/13 5999歩 [日記・雑感]

VisIt 1.12.1リリース

Salome 5.1.3がこの16日にリリース予定との予告。無事に進めば、今週中には新リリースが拝めそう。

しばらく以前のことになるが、解析の可視化画像をWUXGA (1920x1200) プロジェクタで映せばさぞ爽快であろうと思いつつ、どんなプロジェクタの機種があるかと探してみた。1000 lm程度のHD解像度 (1920x1080) ホームシアター用なら30万円程度からあるところだが、オフィスのような普通の部屋で使うには、やはりプレゼンテーション用の3000 lmクラスとなる。となると目につくのはキヤノンのWUX10あたり。価格の方は実売でも100万円前後と、ちょっと手が出ない。最近出た後継のWUX10 Mark IIも小改良&価格概ね据え置き、とやや期待外れ。ホームシアター用プロジェクタはここ数年であれよあれよと言う間にコストパフォーマンスが向上して行ったので、この流れが次はプレゼンテーション用にも、と期待しているのだが。
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2009/11/12 1581歩 [日記・雑感]

体重をTwitterでつぶやく体重計。このぶんなら、歩数をつぶやく歩数計が出るのも時間の問題、とみた。

OpenFOAMのWindowsポーティングがまたひとつ登場。ポルトガル・blueCAPE社によるもので、Symscape社によるLinuxクロスコンパイルMinGWポーティングの改良版。Linuxクロスコンパイルによるところは同じだが、MPICHによる並列化と64bit対応が特徴のようだ。パッチとインストール方法はOpenFOAM Wikiに投稿されているのだが、これはえらく大変そう。それを見込んでか、しっかりコンパイル済みバイナリをblueCFDの名で売っている。

そのLinuxクロスコンパイルのWikiページと同時に、同一IDの人物が更新したFAQページの更新履歴からは、このWindowsポーティング作成にあたって、これまでのOpenFOAM Windowsポーティングの歴史を相当に勉強した跡が窺える。blueCAPE社のwebを見たところ小さな新しい会社のようで、Symscape社の例と言い、OpenFOAMのWindows版は新興・小規模デベロッパの腕試し&売り込みの場となりつつあるようで面白い。

全く先が見えない状態だったVisIt 2.0リリースが、ようやく見えてきた。このメールから始まるスレッドで、来年2月22日を目処とのことでまとまりつつある。せっかく公開された開発版の方もビルドして試してみたいと思うのだが、なかなか時間が取れそうにない。
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2009/8/6 8306歩 [日記・雑感]

"The release's codename, Caizen, is a Japanese philosophy that focuses on continuous improvement throughout all aspects of life." ・・コード名「カイゼン」こと、KDE 4.3リリース。「改善」を単に英訳すればimprovementでカタがつくはずだが、わざわざ "philosophy that focuses on continuous improvement" というところからして、製造業的な意味での「カイゼン」を言いたいのだろう。それにしてもJapanese philosophyと書かれると何だかカッコいい。私も自作ソフトにコードネームつけますかねぇ。

SalomeチームはSalome 5.1.2、そしてついに試験的ではあるものの、Windows版をリリースした。素晴らしい仕事。
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2009/7/29 2063歩 [日記・雑感]

初夏以降、Code_Aster 10.0、CAELinux 2009、Salome 5.1.1と続いた大型リリースの仕上げに、ParaView 3.6.1OpenFOAM 1.6がリリースされた。

ParaView 3.6.1の新機能で面白いのがVisIt database bridgeで、VisItでは読めるがParaViewでは対応していなかったデータフォーマットをサポートするために、VisItのデータベースプラグインにParaViewからアクセスしてしまおうという "飛び道具" だ。

一方、OpenFOAM-1.6では、以前OpenCFDの方が評価していたScotchパーティショニングライブラリが、結局サポートされた。これでライセンス的に面倒なmetis無しでも、最低限はモノになるOpenFOAM再配布パッケージ作成および商用利用が可能になる。

ところで、enGridのSourceforge CVSレポジトリの更新がここ数カ月間全く無いので、開発が止まったのかと心配していたのだが、こちらのページに、gitレポジトリへのアクセス方法が書かれていた。アクセスしてみると、かなり活発に開発が続いているようだ。
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2009/7/10 5425歩 [日記・雑感]

しばらくケータイのウオーキングカウンターとヘルスメータを兼用してみたところ、やはりウオーキングカウンターの方が歩数が系統的に2割ほど少なくなるようだ。とりあえずケータイのみに乗り換えたが、2割減は心理的に痛い。

待ちに待った、Salome 5.1.1リリース。4.1.5が出た翌日にリリースという、変則的なリリースとなった。Qt4に移行したおかげで、ルックスがかなり洗練された。その他、機能的にも素人にも比較的判りやすいアップデートがなされている。ただし、Ubuntuへのインストール時には、例の/bin/dash問題のおかげで、インストール前に一旦sudo dpkg-reconfigure dashを実行して/bin/sh→/bin/bashとし、インストール後にもう一度実行して/bin/sh→/bin/dashに戻す作業が必要だった。
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