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2010/4/5 1483歩

昨日は9996歩だったんですが。。。嗚呼

新年度となった。このブログも最近更新が滞り気味だが、何とか続けたい。

このブログでも度々書いているParaView/VTKのポリヘドラ対応について、実はVTKの開発ブランチがGitHub上に存在することがアナウンスされている。で、この開発状況がどんな感じなのか見てみたくなったので、実際的なポリヘドラ関連APIの使用方法について質してみた。すぐにCEO氏直々に回答が得られたので、そのとおりにOpenFOAM readerに実装し、ついでに生のVTKでは何かと不便なので、このVTKを使ってポリヘドラ対応ParaViewをビルドしてみた(その1その2)。

結論としては、スライスもクリップも何も行わない状態のメッシュデータはちゃんと表示してくれるので、ジオメトリ・フィルタについてはほぼ完成の域にあると考えてよさそう。だが、その他ほとんどのフィルタは適用するとParaViewがクラッシュしてしまった。開発工程の先はまだ長いと考えた方が良いようだ。とはいえ、ポリヘドラ対応版ParaViewがどうなるかを垣間見るには十分だった。ビルド方法は上記「その1」「その2」のリンク先に書いておいたので、我もと思われん方は試してみられたい。

ところで、このような「試してみた」をわざわざMLに投稿するのには、2つの理由がある。ひとつは無論、ポリヘドラの実装方法を教えてもらって、たまたま見つけたバグもついでに報告という、メールに書いた文面の文字どおりの意味である。もうひとつは、OpenFOAM readerでの実際の実装結果、検証用テストケース&パッチの投稿という、行動の結果としての産物を示すことで、OpenFOAMコミュニティの一員としてポリヘドラ関連機能開発を支持する姿勢を明確に打ち出すことだ。このように示すことで、単に言葉で「期待しています」と述べるより、大幅に説得力のあるメッセージを開発者に送ることができる。幸い、CEO氏には後者の意図を理解していただけて、OpenFOAMコミュニティを支持する旨のリプライを頂くことができた。コードをガリガリ書くばかりでなく、開発者をコミュニティにとって望ましい方向に誘導することも、オープンソース・コミュニティへの貢献である。

[追記] Calculix 2.1 リリース
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